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小麦粉が白いのは、小麦の粒から余分なものを除く『精製』をしているから。
一番外側の「表皮」は、いわゆる殻。精製工程で小麦粉になる部分と分けられ、ふすまになります。
芯にあたる「胚芽」は、たくさんの栄養を含んでいますので、分離・精製して栄養補助食品に使われます。
そして、一番大きな「胚乳」の部分が小麦粉になります。
表皮に含まれる食物繊維や鉄分、胚乳に含まれるミネラルやビタミン
、胚芽油などすべてが入っているのですから、栄養満点な食品です。
食物繊維は「腸のお掃除屋さん」。
腸を刺激して活性化させ、お腹すっきりにしてくれます。
ごぼうやさつまいもなど食物繊維が多い食品とくらべても、含有量の多さは歴然。
最近の日本人の食生活では不足しがちな栄養素です。
女性に多い貧血は、鉄分の不足が原因。
厚生労働省の栄養所要量では1日あたり成人男性は1日10mg、女性は12mgの鉄分が必要となっています。
この12mgって、ほうれん草なら丸ごと1把を毎日ということ。けっこう大変です。
いろんな食材からまんべんなく摂るのが理想。
例えばレバーなどが苦手でも、食パンを全粒粉パンに変えるなどで、鉄分の補給が出来ます。
だるさや集中力不足はビタミンB1の不足かも。
ビタミンB1は、ごはんやパン、砂糖などの糖質を分解する酵素を助けて、エネルギーにかえてくれます。
全粒粉は、小麦胚芽をそのまま含んでいるので、ビタミンB1もとっても豊富です。
食物繊維が豊富な食品は、独特の歯ごたえも魅力です。
最近はやわらかい食べ物が多く、子どもたちのアゴの発達が遅れがちだと聞きます。
歯の数に対してアゴが小さいので歯並びが悪くなる子も多いそうです。
全粒粉パンなど歯ごたえのしっかりしたものを食べさせたいですよね。
噛むことは、頭によい刺激を与えて脳の発達を促しますし、消化も促進します。
なにより「味わって食べる」という食の喜びを与えてくれます。
食事をした後は、当然血糖値が上がります。
急激に上昇した血糖値を元に戻すために、すい臓から“インシュリン”が分泌されます。
インシュリンは、血液中の糖をエネルギーとして筋肉へ送るのですが、糖が余ってしまうと脂肪に変えて体内で蓄えてしまいます。
蓄えた脂肪が血液へ流れ出るのを防ぐために脂肪を分解する働きをも制御するため、
インシュリンが分泌されると太りやすくなるのです。
けれど、食品の中にはインシュリンが出にくい食品というのがあるんです。
それを判断する基準が、GI(グリセミックインデックス)値。
GI値の低い食事を続けることで、リバウンドや運動なしで痩せようというのが、話題の「低インシュリンダイエット」なのです。
では、GI値が低い食品はどっち?食パンとお肉。答えはお肉。食パンはGI値が91ですが、お肉は45。
ご飯もGI値が84で高めの食品。そこで、主食にするなら、全粒粉や玄米がおすすめです。
小麦全粒粉のGI値は45。おそばや玄米よりも低いのです。
(参考文献:「驚異の低インシュリンダイエット 完全版」永田 孝行 著/主婦と生活社)
小麦の中の水溶性タンパク質を『小麦アルブミン』っていうんです。
中でも『0.19小麦アルブミン』と呼ばれるたんぱく質は、
糖質の消化をゆるやかにするのに特に優れた有用性をもつことが明らかになってきました。
GI値のところでも書いたように、食後、血糖値が上がってインシュリンが過度に分泌されると、膵臓に負担をかけることになります。
でも、「0.19小麦アルブミン」は、食後の血糖値上昇を緩やかにしてくれるので、インシュリンの分泌が少なくてすむんだそうです。
つまり、食事と一緒に0.19小麦アルブミンを摂っていれば、膵臓の負担を軽くすることができるのです。
糖尿病の方や高血圧気味の方にも朗報ですね。
全粒粉は小麦胚芽も一緒に粉にしています。
この胚芽に含まれるのが「小麦胚芽油」。「若返りのビタミン」といわれる天然ビタミンEを含んでいます。
ビタミンEが「若返りのビタミン」といわれるワケは、
ビタミンEが血行を良くしてお肌の代謝を高め、小じわ等の老化から肌を守る効果が期待される、
紫外線から肌を守りシミ、ソバカスを予防する効果(抗酸化作用)を持っている から。
それだけではなく、持久力向上による体内の酸化防止、
体内の血行を促進して体の動きを柔軟にするなど、さまざまな研究が進んでいます。